シェンゲンが膀胱炎になったとき、本当にこわかったのを覚えています。このまま死んじゃうんじゃないかなとか、何が悪かったんだろうと自分を責めました。気温の涼しくなってくる冬は要注意の膀胱炎。猫の様子がおかしいかな?と思ったり、症状がある場合ははやめに病院に行きましょう。
もくじ
膀胱炎の症状をチェック
大事な猫ちゃんにこんな症状が出たら膀胱炎の可能性があります!
ほかには、
という場合にも注意してください。
トイレに頻繁に行く・おしっこがでない
1回行ってすぐにまたトイレに行く場合、おしっこが出にくくなっているまたは出なくなっている可能性があります。
姿勢をとってからなかなかおしっこが出ない、トイレに長時間籠っている場合もおしっこが出ていない可能性があるので要注意です。
もしもおしっこが全く出なくなってしまっている場合、落ち着いてすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。細菌が体内で中毒を起こすことがあり、1日で命の危険に関わります。
おしっこが出にくくなっている場合は、次第に詰まって完全に出なくなってしまうこともあります。病院で何らかの処置がしてもらえるので、できるだけ早く病院に行った方がいいです。
食べたものを吐いてしまう
おしっこが下から出ないのに、ふんばって体に力をいれると、胃の中から食べたものが出てきてしまいます。
いつもと違うものを吐いた、ごはんがほぼそのまま出てきた場合は、排尿できてない可能性があります。
おしっこがキラキラしている・赤い
おしっこをした後に、トイレシーツを見てみてください。もし、キラキラする結晶のようなものがある場合、尿結石ができています。(結晶の見た目は塩や砂糖のような小さな粒です。)
この尿結石は、とげのある鋭い形をしているので、排尿する際に尿道を傷つけながらでてきます。そうすると血の混じった赤いおしっこ(血尿)がでてきます。また、その炎症で尿道が出血している場合もあります。
結石がある場合、薬や食事療法で対処しないといけません。
悪化するとどうなる?
24時間おしっこがでなくなると、命の危険に関わります。
尿毒素が体内に蓄積され、尿毒症状になったり、細菌によって感染症を起こしたりします。また、おしっこがたまり膀胱がパンパンになると、腎臓にも負荷がかかり腎不全になる可能性があります。
最悪の場合、1日で命を落とすことがあります。
膀胱炎の原因と予防策は?
原因は
- ストレス
- 水を飲まない
- 栄養の偏り
などがあげられます。
例えば、肥満で活動量が少なく水を飲まない。冬になるとのどが渇かなくて水を飲む量が減る。手作りのご飯をあげている→栄養が知らないうちに偏る。など、いつもの生活の中から原因になって症状が現れることがあります。
また、なにかしらの強いストレスによって急に発症することもあります。しかし、根本的な対策はなくストレスのないよう生活を整えてあげるしかできません。
膀胱炎かどうかチェックする方法!
膀胱を触って確かめる
この方法は、シェンゲンの尿が詰まってしまい病院に行った時、獣医師さんが教えてくださいました。自宅で膀胱炎かどうかを確かめることができます。
猫の膀胱は、下腹部の方にあります。ここを三本の指で、ぐーっと(床に触れるくらい)力を入れて押してみてください。
通常はなにもなくやわらかいお腹ですが、硬いものに触る場合おしっこが詰まっています。サイズは卓球の玉くらい。尿が溜まっている場合、ぱんぱんに張っていて弾力がなく硬いです。
もし、硬いものがある場合、すぐに病院へ連れて行ってください。
すぐに病院に行く!
様子がおかしいと思ったら、トイレシーツをチェックしてみてください。キラキラしていたり、赤かったり、もしくは完全におしっこが出ていないときは、すぐに病院へ行きましょう。
猫は病院が嫌いな子もいると思いますが、ほうっておいても良くなることはないです。
ですが、すぐに病院に行けない場合もあります。たくさん調べて”命の危険”や”死”といキーワードに心配になるかもしれません。飼い主さんがまず落ち着いてください。
猫は自分で痛いとも、苦しいとも言いません。どうしていいかわかなくて、必死に耐えます。飼い主がいち早く変化に気づいて病院に連れて行ってあげましょう。猫さんも頑張ってくれます。大丈夫。
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